祝辞
このたび、社団法人日本バレエ協会主催によります「第6回アジア・パシフィック・バレエ・コンクール」が開催される運びになりましたことを、心よりお慶び申し上げます。
韓国におきましても、韓国固有の伝統舞踊ばかりでなく、バレエに対する関心もたいへん高く、芸術の殿堂や世宗文化会館をはじめとするホールではバレエ団による公演が数多く行われ、多くの観客が詰めかけております。
アジア太平洋のさまざまな地域からバレエ界の次の世代を担う若者たちが一堂に会して行われるこのコンクールは、年々さらに各方面より注目されてきております。
こうした場で日頃の研鑽の成果を発揮され、参加者同士が交流し、競い合うことによってお互いを理解していくということは、たいへん意義深いことだと存じます。
このたびのコンクールのためにご尽力賜わりました日本バレエ協会をはじめ関係者の方々に感謝申し上げ、アジア大平洋の皆様のいっそうの相互理解と友好親善の契機となることを願いながら、私のお祝いのことばとさせていただきます。
駐日大韓民国大使館
韓国文化院院長
鄭鎭永