この3車体連接のType T低床車両は、在来の2軸台車のみで構成される高床車両を連結する場合もあり、最大4編成連結した12両編成で運転され、地下区間のほかにかなりの部分が高架線区である。ほぼ全線を1軸車両と在来車両と比較乗車した。
在来車両では、車体ヨーイングが感じられたが、1軸台車を持つ新形式車両は、直進安定性は良好であり、曲線での操舵性能も問題はないようであった。上下方向についても良好な乗心地であったが、一部の車両で多少ゴリゴリ振動を感じる車両も見られた。新型車両の中で、1軸台車と2軸台車が混在しているが、とりわけ顕著な差は感じられなかった。
ホームからステップレスで乗降できるため、在来車両よりも乗降性がよく、座席の下に車輪が格納されて、床は一部傾斜がついているものの、車内に段差がなく、乗客の快適性は大きく向上している。