口の字形台車枠の四隅、前後の横ばり上に、二次ばねの金属コイルばねがあるが、車輪からかなり内側に位置している。隣の車体とのボギー角をメカニカルに伝える操舵リンクが、1本車体下面より台車枠横ばりの一方の下を通って反対側の横ばり下面に連結されており、同じような位置に横ばりと車体下面との間に長手方向にヨーダンパ1本が取付けられる。反対側の横ばり下面には、トライアングル・フレームの一辺がピンでY軸まわりに可動に取付けられ、フレームは車軸の下を通って三角の頂点の位置で車体に連結されており、二次ばねの上下のたわみを吸収して前後方向の駆動力・制動力を伝達する構造となっている。三角の頂点の側方から横ばりとの間に左右動ダンパ1本を取付けている。車体間にもヨーダンパを備え、車輪踏面勾配を1/30から1/40に変更して、蛇行動の安定化と摩耗防止を図っている。
