3 類型化による特性を踏まえた協働のあり方
(1) プラン系
プラン系では、参加の形態としては、町が主導し住民や企業が参加協力する形態であり、特徴的には都市基盤施設やいわゆる箱物といわれる公共サービス系の施設整備群で構成されている。
事業の初期段階、計画段階における住民のかかわりが求められる。そこでは、ワークショップなどの手法も含んだ広範囲な意見を反映することが重要である。また、施設完成後の運営や活動においての協働のあり方も踏まえながら計画策定に参加するとともに、住民側の協力の仕組みづくりを推進する。
事業そのものは、公共事業として推進されるため、建設段階では町サイドで推進される。その施設が供用される段階では、計画にそって、あるいはそれをさらに広げながら、住民はその運営や活動に協力する。さらにその事業が妥当であったか、あるいは、計画通りに推進されているかというチェック機能も不可欠である。