(3) 自然
本町の自然植生は町内に高い山がないことから、低地によくみられるヤブツバキクラスに大別される。その中でも、笠置山には、普段は高い所に分布しているアカガシとイヌシデの大木が群生しているが、これ程低地にまとまっていることは珍しく、最近、山頂付近ではチャンチンモドキ(うるし科チャンチンモドキ属)の群生が発見され、非常に貴重な植生を呈している。
気候は九州内陸型で、気温は四季を通じて高低差が甚だしく、年間平均気温が14.3℃である。雨量は梅雨期で352.0mm、年平均1,418mmで冬期における降雪量は少ない。