(1) 高齢者対応施設
高齢化社会の抱える問題は、何も本町に限ったことではない。高齢者に係わる課題は、高齢化社会が過去にはみえなかった要援護者・要介護者の問題を顕在化し、今後ますますその対応を迫られる状況にあることによるいわば福祉の課題である。しかし、高齢化社会はいい換えれば長寿社会ともいえるが、元気な高齢者が抱える諸々の課題に対する対策がとかく落ちているともいえる。つまり、いつまでも元気に生活しようとする保健の視点である。
ここでは、要介護高齢者対応施設の他に、シルバーハウジングと高齢者共同住居をあげる。
[1] 要介護高齢者施設
(ア) 主旨
急速に発展する高齢化に対応するため、高齢者とその家族が、必要とする保健福祉サービスを速やかに利用できる体制の整備が求められている。
ここでは廃校の転用機能を探るうえで、将来の状況に弾力的に対応するために「倉橋町老人保健福祉計画」の内容に加えて、C型、D型デイサービスセンター、グループホームなどの要介護高齢者(痴呆性を含む)施設も検討対象とする。
設置に向け検討されるべき施設例として、?デイサービスセンター・?在宅介護支援センター・?軽費老人ホーム・?グループホームをあげる。