? 町内で多様な就業機会の開発・拡充を図る。
●既存産業の高度化・複合化・サービス化
●新しい産業立地の促進
? 通勤圏(主に但馬地域)での就業機会の開発・拡充を図る。
●通勤圏内での多様な就業機会の確保
? 通勤圏での緻密な求人情報、求職情報の収集と提供
●町内定住意向者の詳細な求職ニーズの把握
●町内・外定住意向者への詳細な求人情報などの提供
ウ 事業方策
? 町内での就業機会の拡大
<既存産業の高度化・活性化>
町内における多様な就業機会の拡充のためには、関係者が地域間競争の激化を踏まえ、産業構造を高度化することが前提となる。
その上で企業は経営基盤を強化しながら若者に魅力のある就業条件(賃金・就業時間・労務保証・就労環境など)の改善を進め、既存産業の近代化・高度化を促進することが必要である。
〔農林漁業〕
産業自体は高齢化、後継者不足などの要因から衰退傾向にあるのは事実であるが、農業は集落営農などを工夫し、漁業は増養殖漁業の振興や漁業環境・基盤の整備を促進し、水産物及び水産加工の原料調達機能の回復を図る。
一方で森林・山野草の健康産品化、葉ねぎ、各種野菜、二十世紀梨、但馬年・よしつるなどの特産物や多品種少量生産物については、町民はじめ観光・交流客などと結びつけた消費者直結型農業とするなどサービス化を促進する。これは漁業においても同様で、定置網や釣りなどをマリンレジャーと結びつけるなどサービス化を促進し、産業及び地域イメージの強化と産業活性化により若者の就業機会の拡大を図る。
〔水産加工業〕
特に、主力産業である水産加工業は、業界あげてクリーンな食品産業としてPRし、3K産業的イメージを払拭するとともに、既に町内の一部企業でみられるように、作業現場の空調管理、着座作業方式の導入や足温設備の導入などの労働環境の改善、共同化による物流合理化やマーケティングなどを図り、中小企業のメリットを活かしてユーザー志向の企業的経営の強化を目指す。