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第4章 香住町の若者の就労、生活実態

 

1. 若者の雇用の現状

(1) 但馬地域における若者の雇用発生状況

若者を対象とした雇用の発生状況を豊岡公共職業安定所管内における求人倍率からみてみると、29歳以下では男子が2.14倍、女子が0.49倍、30代では男子2.37倍、女子0.83倍と男女格差が大きく、女子の就職は著しく不利な状況となっている。

 

(2) 但馬地域及び香住町における高校卒業者の就職状況

但馬地域の新規高校卒業者数は、平成9年が2,382人で、少子化の進行ととともに漸減傾向にある。

進学と就職の割合は概ね7.5対2.5で、昭和50年頃に進学者が就職者を上回ってから以降、進学者の割合は高まり続けている。但馬地域には四年制大学はなく、短期大学1校のみであることから、進学率の高まりとともに必然的に地域外へ転出する新規高校卒業者が増えるという状況をもたらしている。

就職者については、昭和45年(1970年)の3割強まで落ち込んでいるが、その多くは県外及びその他県内(但馬地域以外の県内)への就職者数の減少によるものであり、但馬地域における就職者数は、経済情勢に左右されるものの、概ね横這いか微減程度で推移している。ちなみに平成9年では、「新卒就職者の2人に1人は但馬地域に残っている」状況である。

県立香住高校3年生に実施したアンケート結果を参考に、本町における状況をみてみると、進学希望者と就職希望者の割合は5.5対4.5であり、実際の就職者の割合は但馬地域全体よりやや高いと推察される。

就職希望地としては、2割弱が本町を希望し、豊岡市とその他の但馬地域を含むと4割弱が但馬地域内を希望している。但馬地域全体の傾向と比べる

 

 

 

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