2 香住町の若者定住に係る社会経済の実態と動向
(1) 人口・世帯の動向
ア 総人口・世帯数の推移
本町の人口は14,502人(平成7年国勢調査)で、昭和35年(1960年)をピークに同40年代に大幅に減少(約10%減)、40年代後半から50年代はほぼ横這い状態であったが、昭和60年(1985年)以降、再び減少傾向が加速している。
地区別では、市街地のある香住地区に総人口の約6割が集中し、昭和60年以降、全地区で減少傾向にある。
世帯数は3,855世帯(平成7年国勢調査)で、昭和30年代から40年代にかけて漸増傾向にあったが、昭和50年代後半より概ね横這い傾向にある。各種アンケート結果からみて、若者は「三世代家族で兄弟姉妹3人の家族数6、7人」という大家族世帯で育っているパターンが主流であることから、就職、結婚を機とした世帯分離ニーズは潜在的に高いものと思われる。