5.地域の特産品
本地域の特産品には、那珂川のアユ、アイソ、サケをはじめ、リンゴやナシなどの果物類、ゴボウやナガイモ、ヤマイモなどの根菜類、キノコ類、茶などがあり、少量多品目な栽培・生産物の特徴を背景として多彩である。
特産品は、主に各町村での直売や宅配によって販売され、直売店は観光客で賑わい、宅配でも生産した分がほとんど完売するほどの人気をみせている。少量多品目であることは地域の代名詞ともなりうる特産品を売り出すのには適さないが、品目の多いことが魅力となる可能性も多分にあり、長い季節販売が可能である一方、多品目な状況を支えるための研究も必要である。また道の駅「かつら」では、地域の特産品が並べられ、多くの利用者が季節を問わず安定して訪れているが、今後さらに地元特産品を活用したアイスクリームの生産を進めていくなど、加工品にも力を入れている。
また新しい動きとして、有機農業を基本とした特産品の生産グループ活動もみられ、城北イメージを形成し得る可能性もある。
そのほか、放牧場の観光牧場化と並立する常陸牛の特産品開発や、特産品を用いた四季性のある料理の開発なども今後の課題である。