そのほかの河川では、桂村を流れる皇都川は流量の多い那珂川とは対照的に細く浅い流れをもち、川岸にはケヤキ林が繁り、夏でもひんやりと感じるほど涼しい。流量が少なく川の水が枯れてしまう時期もあるが、周辺の自然度の高い山林と一体となって、安心して川遊びのできる川として評価できる。常北町を流れる藤井川も、川遊びに興じる家族の姿がみられ、レクリエーション利用のしやすい河川である。
一方、七会村では水質基準AAと認定される水が湧出し、全国的に自然環境に対する関心が強まっている中で、高い評価のできる資源である。また、七会村では村内の全ての水を最高水準まで高めていこうとする動きも村民の中から出てきており、村のイメージアップに貢献しうると同時に、レクリエーション資源としての活用も期待できる。