(2) 城北地域における主要レクリエーション施設の人け込み状況
本地域は、「全国観光動向」における平成7年の実績では年間19万人程度(七会村を除く)であるが、この数値には平成7年に御前山村にオープンした四季彩館(単独で25〜26万人の利用実績)は含まれていない。
観光動向調査における本地域への入り込み数は、調査の対象が各キヤンプ場であり、その他の施設や山への散策なども少なからずあるものと思われる。
特に、桂村の道の駅は年間20〜30万人の利用実績を上げているほか、隣接する那珂川河川敷では正式な入り込み調査は行われていないものの土曜、日曜には3,000人程度(年間数十万人という見方もある)の利用者が訪れている。
茨城県の実施した観光レクリエーション現況調査によれば、本地域(当該調査では常北町ふれあいの里、桂村うぐいすの里、御前山村御前山周辺のみ)への入り込みの季節変動は、常北町や御前山村で夏期での集中が顕著であるほか5月の入り込みも多くなっている。御前山村では、10月、11月の秋期での入り込みが多いのも特徴的である。また、総じて12月〜3月の冬期の入り込みは少なくなっている。地域内の唯一の公共温泉施設である四季彩館では年間を通じて利用客が訪れており、特に5月、8月の利用は多い。
近接する笠間市及び益子町では、5月、10月11月に入り込みが顕著に多いが、双方とも焼き物を中心とした大きなイベント開催の結果であると推測される。