6 委員会・作業部会議事要旨
第1回 委員会
平成9年7月4日
F
榛名湖周辺は客が減少傾向。広域農道沿道に施設集中、渋川伊香保lC〜伊香保〜榛東〜箕郷。山麓地域全体では隣同士の交流はあるが、広域的には15年前の調査以降一度もない。新しい道路を基本として、地域の将来像を夢だけでなく、具体的に出してほしい。各地に温泉センターなどができているが点ばかりで線でつながっていない。なるべく無駄なお金をかけず広域的な開発を。農業人口が減っているが都市からやってきて農業を始めている方もいる。これらの問題も含めて各市町村で特色ある市町村づくり、活性化をすすめてほしい。
B
榛名山の自然環境、文化的な結束をどうするのかということも課題。榛名山麓は新住民として大変魅力的な空間だ。
D
榛名山を資産としてどう評価するのかが基本で「多自然居住地域」の形成の可能性も視野に入れたい。
この地域には4ないし5の生活圏がある。榛名山に対する温度差をわきまえて考えるべきだ。
N
榛名山は町の中心からは遠いが、町民にとっては身近な存在。県道が来年度開通予定。事業を進めるにも町だけでは資金不足だ。
O
榛名山は町民の財産という意識がある。北面での広域農道の推進、それと絡めた遊歩道の設置などが、活性化につながればよいと思う。
I
新しい県計画を策定中だが、今回の計画は従来のゾーニング設定といったものはない。いまの観光客は単独の市町村だけで完結して楽しんだりすることはなく、その要求を満たす体制は単独の町や村だけでは難しい。行政、民間、県民、観光客を含めてサービスの方向性を見いだすべき。
榛名山そのものより、榛名山を囲む市町村がそれぞれ将来に対してどういう方向性をもっているのかが本調査研究の前提になる。各市町村の声を聞いて行けば方向性が見えてくる。それで10市町村全体の課題もあればそうでないもの、隣の町とタイアップしていくものもある。
また、観光は産業の中の一つであって、農業による連携、あるいは農業と他産業との連携、また、高崎や前橋等の都市圏の住宅供給地といった見方も考えられる。多角的な連携の可能性をさぐる必要がある。
T
群馬町は首都圏整備地域に指定されているが、市街化区域、市街化調整区域の区分差による障害がある。山麓地域を一つの圏域としてとらえる。圏域が良くなれば、町も良くなる。
L
事業を中心にしてやるのか、それとも精神を中心におとしこむのか。榛名山を共有財産としてみる大きな枠組づくりが重要だ。
事業の個別の調整より全体の枠で考える。他の調査報告とは似かよっても、視点は山から視ることが大切、精神を中心にして考える。
K
10市町村には生活、産業基盤の違いがあり、榛名山麓を一つの財産として考える場合も何を期待するかはそれぞれ違うと思うが、これらを踏まえておくべき。単独ではできないことも行政区域をこえてできることがある。絵に描いた餅では困るので何か成果物も必要。研究成果として協議会課題の提案も1つの考え方だ。
J
市町村間の連携は切実、一方では広域圏と生活圏のずれがあり、見直しも必要。現実の市町村間の連携の方法論について議論してほしい。
榛名山についての捉え方は精神的なものから実利的なものまで様々な段階があり、整理する必要がある。出発点は精神的なものを位置づける。次に榛名山の自然景観を10市町村の連携で守る、最後に実利的な話に進める、プドウ、ナシ、ウメなどの産物も「榛名」というブランドで売り込むとか。
M
我々渋川市などが榛名山を視るとき、東麓という見方が多い。榛名町、吾妻町のほうは市民の生活圏からも、行政としても意識されていない,我々も)視点を変えていく必要がある。それが連携にあたっての疑問を解くことにもつながる。山麓西側の地域とも連携できればすばらしいが難しい面もあるのではないか,
第1回 作業部会
平成9年7月31日
C
そもそも活性化とは、元の状態に戻すということ。榛名山麓はいま、どういうことが困っているのか。