第1章 榛名山麓の現状
本章では、榛名山麓全体の自然条件や土地利用などの現状を把握する。
1 広域的条件
(1) 位置づけ
?群馬県全体の人口密度の分布から対象地域をとらえると、県南部の高崎、前橋の高密度地域を中心に広がる市街地から、県の北部、西部の低密度地域との境界部にあって、周辺部を低密度の市街地によって囲まれている。
?上毛三山との比較では、赤城山が北東部、妙義山が西部をそれぞれ山間部が連続しているのに対して、榛名山は周辺を市街地が取り巻いている。また、渋川からのアクセス道路の交通量も比較的多い。