(2) 出身者の地域支援システムの考え方
今回のアンケート調査でも明らかになったが、出身者の故郷に関する意識はかなり高く、可能な範囲でなんらかの支援をしたい、さらには一定の条件が整えば故郷へ戻りたいという意向もある。
これらのことを踏まえ、出身者の地域支援システムのポイントは以下の点である。
● 出身者は「第二の住民」であるという捉え方から、出身者の実態を正確に把握し、故郷の情報をこまめに提供していく。
● 出身者の故郷にある土地や家屋などについて、「所有」から「利用」としての価値を認識してもらい、地域活性化のために活用させてもらう仕組みを整備する。
● Uターンを希望する出身者のニーズを把握し、Uターンが可能となる受け入れ体制を行政・住民が一体となって整備する。