また、県内の市町村別にみた高齢化率上位5位は、以下の町村であり、本調査研究のケーススタディの一つの対象地域である会津3町村は上位3位までを占めている。(平成9年10月)
1:昭和村 (42.4%)
2:金山町 (41.6%)
3:三島町 (35.9%)
4:伊南村 (32.9%)
51:西会津町(32.0%)
なお、昭和村は東北一の高齢化率の市町村であり、ちなみに全国一は山口県東和町の48.7%(平成9年10月)である。
さらに、高齢者の要介護や寝たきりの状況についてみてみると、近年全国的にそれらの割合は低くなりつつあり、本県はさらに寝たきり者率の割合が全国に比べ低く、逆の見方をすると「元気高齢者」が非常に多い。
このような動きの中で、今後中山間地域では「元気高齢者」の生きがい対策とともに、地域活性化の面からいかに元気高齢者に活躍してもらうかということが、重要なテーマとなる。