川内村
自然系資源:モリアオガエル
人文系資源:天山文庫
その他 :いわなの里、モリタロウCI
葛尾村
自然系資源:五十人山
人文系資源:たたらの歴史、葛尾大尽屋敷
その他 :交通死亡事故1万2千日なし
ウ. 資源活用の評価と可能性
会津地域と阿武隈地域では、気象条件や地理的条件の違いがみられるが、基本的には自然資源が豊かなところであり、また、歴史・文化的資源についても単体で大きなものはないが、住民の生活と一体になった資源や、地域独特な歴史をもつ産業資源などを有している。
しかしながら、活用の視点からみると、一部の資源を除き十分に活かされているものはあまりない。その要因としては市場性の悪さはあるが、一方、地元における発掘や活用の視点が弱いことも指摘される。
今回のアンケート調査では十分な回答が得られなかったが、おそらく高齢者は裏山に資源の宝があること、あるいは昔から大事に受け継いでいる生活文化があることなどを知っている。
今後、そのような資源を発掘するとともに、活用の方向としては、不特定多数の観光や交流の資源としてみるのではなく、地域住民のアイデンティティ*3を醸成する資源として、また、特定の交流客*4やその資源の価値を知り、愛する人々との共有資源として活かすべきものと思われる。