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第2章 本荘市における大学を核とした地域づくりへの要望と課題

 

1 本荘市各主体における大学を核とした地域づくりへの要望

 

本市内の行政、住民、企業など関係主体からのヒアリング調査や各種検討会議より、大学を核とした地域づくりへの要望を、(1)まちづくり・都市計画に関する要望、(2)産業の振興に関する要望、(3)住民生活の向上に関する要望、(4)人材定着・定住促進、(5)地域外との交流・連携の5つに分類・整理した。

なお、ヒアリング調査については、本市行政関係各課、商工会工業部会及び商業部会、ホテル関係者、高校教師、PTAを対象としており、各種検討会議とは、有識者などによる「調査研究委員会」、住民で構成される「調査検討懇談会」、本市の若手・女性行政職員で構成する「庁内シンキングチーム」を指す。

なお、大学を核とした地域づくりの要望には、その実現主体として大学が想定されるものと、行政、企業、住民の各々が実現主体となり得るものとがある。

 

(1) まちづくり・都市計画に関する要望

大学の周辺整備については、本市全体のまちづくりという視点から検討すべきだという要望が強い。中心商店街の空洞化が進んでいる状況ではあるが、これを解決する方策として、住民や学生にとって魅力あるまちづくりを進める必要がある。また、学生の住まいとしてアパート等の乱開発が懸念されることから、民間事業の規制・誘導策への要望があがっている。さらに、地域の通信環境や学生のための交通インフラの整備に対する要望などがみられる。

以下に、まちづくり・都市計画に関する主な要望を示す。

 

【要望】

ア 市全体のまちづくりを視野に入れた大学周辺整備

イ 自然を活かした大学周辺整備

ウ 住民・学生にとって魅力的な中心市街地の整備

エ 学生向けアパートなどの乱立を防ぐための民間事業の規制と誘導

オ 交通・通信基盤の整備

 

 

 

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