3 秋田県立大学本荘キャンパスの概要
秋田県立大学は、平成11年4月開校を目標としており、システム科学技術学部と生物資源科学部の2つで構成される。さらに、短期大学部及び学部学生の卒業と合わせて大学院を設置する予定である。キャンパスは秋田市に設置される秋田キャンパス、本市に設置される本荘キャンパスの2つに分かれ、秋田キャンパスには本部と生物資源科学部、本荘キャンパスにはシステム科学技術学部が立地することとなる。
また、本荘キャンパスには、リーディングプロジェクトとして、大学周辺に産学共同研究センターの設置が決定されており、現在、整備計画が策定されつつある。
以下に、秋田県立大学の創設の趣旨や基本理念などの概要と本荘キャンパスにおけるカリキュラムなどについて示す。
(1) 秋田県立大学の概要(※秋田県「(仮称)秋田県立大学基本構想」より抜粋)
ア 創設の趣旨
●社会経済情勢の急激な変化に対応し、真に豊かさを実感できる社会のため、時代の潮流に対応し得る柔軟な発想と豊かな創造力を兼ね備えた人材を養成する。
●大学の学術研究機構の活用による新たな文化の創出、産業の高度化など地域社会の持続的発展に貢献する。
●本県の4年制大学の収容力は低く、県内高校生の相当数が県外への進学を余儀なくされていることから、県内への進学機会の拡大や保護者の教育費負担の軽減を図る。
●県民への生涯にわたる高度な学習機会の提供により、県民生活の充実を図る。
●本県の21世紀へのアクションプログラム「秋田県新総合発展計画 後期計画」(平成8から12年度)のリーディングプロジェクトとして、県勢の発展に貢献する。