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■事業の内容

1992年の地球環境サミット後の環境問題の進展を振り返り、今後の地球環境問題を話し合う国際会議「リオ+5フォーラム」の開催に対する資金協力。
1992年6月にリオ・デ・ジャネイロで開催された地球環境サミットは、世界の国々が持続可能な発展を目指して進むための地球規模の新しい協力関係を築いた。しかし、大多数の国や地域にとっては、この地球環境サミットの結果は未だほとんど実現に至らない宣言の羅列にとどまっている。
 リオ+5フォーラムは準備活動、イベント、フォローアップ活動の3つの段階を追って実施され、持続可能な発展を実行に移すために必要な、複数の利害関係者間の協力体制を創り出し、価値基準の共有、ローカル・アジェンダ21の立案と実施を促す。これらの活動の中心に据えられるリオ・デ・ジャネイロの会議は1997年3月13日〜19日の予定で開催され、世界中からNGO、国連機関、助成財団、企業、政府、市民団体等の代表者合計500名が参加する。
 同フォーラムでの議論は、本年4月に開催される国連の持続可能な開発委員会での議論を補完し、さらに本年6月に開催予定の環境問題を扱う国連特別総会での議題へとつながっていくことが見込まれている。
 当会としては本件を積極的に支援することにより、今後の地球環境への世界的な取り組みをより一層活発で実り多いものとし、バランスのとれた環境と開発の促進に寄与しようとするものである。
■事業の成果






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