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「「宗谷」安全対策整備」の報告書

 事業名 「宗谷」安全対策整備
 団体名 日本海事科学振興財団 注目度注目度5


■事業の内容

(1) 「宗谷」安全対策整備
  仕様を決定するとともに、入札参加業者3社を決定し、入札を実施し、請負契約を締結し、以下の整備工事を実施した。
 [1] 木甲板部及び鋼甲板の改修整備
  a.既設木甲板及び木甲板取付用ボルト等を全て撤去廃棄し、鋼甲板面の浮錆を除去した後、瀝青塗料を全面塗布し、仕上がり厚さ約65mmの米松を使用し、撤去部全面に木甲板をを施工した。
    航海船橋  両舷側部           20平方メートル
    最上甲板  前部             230平方メートル
    最上甲板  後部(ヘリポートデッキ部)  200平方メートル
b.木甲板撤去後、鋼甲板で腐食が激しく下部に漏水する恐れのある箇所ならびに、ボラード等係船設備のある部分で腐食の激しい箇所の取り替え工事を施工した。
    取替鋼甲板      100平方メートル

 [2] ボラード取付座の新替
   最上甲板船首部に設置されているボラード8基中、木製台座に取り付けられている5基について、取付座を12mm厚鋼板製、高さ100mmの鋼製取付座に新替えした。

 [3] ワイヤーステー、リギングスクリューカバー等の新替
   端艇甲板上船尾ポストのトップマスト用船体中心付ワイヤーステー及び、ワイヤーステー付リギングスクリューを新替するとともに、上部船橋上レーダーポストのワイヤーステー付リギングスクリューのキャンバスカバー合計4組を新替えした。

 [4] デリックポストの改修整備
   最上甲板船首部ならびに端艇甲板船尾部デリックポスト上部のポータル部及びポスト上端部に交換し、改修整備した。

 [5]アンテナ・空中線等の改修整備
   曝露部に展張されている既設無線用空中線をすべて撤去し、新たに黒色ビニール被覆した6φステンレススチール製ワイヤーの空中線及びシャックル・碍子等を新替えした。

 [6] 手摺の改修整備
   見学コース内及び上部船橋、舷海船橋、端艇甲板、最上甲板等の既設曝露部手摺を全面撤去した後、同一形状の新たな手摺に改修整備した。
    上部船橋      45m
    舷海船橋      10m
    端艇甲板      60m
    最上甲板      50m
    見張台上部     7m
    見学コース内    18m

 [7] レーダー導波管の固定
   レーダーポスト及び見張台支柱沿いに取付けてある導波管を固定した。

 [8] レーダーポストのステージ部の新替
   レーダーポスト上部の既設ステージ部を撤去の上、新替え復元した。
   
 [9] 上甲板等通路(居住区内)の改修整備
   既設の甲板被覆材を全面撤去後、腐食の激しい部分や甲板被覆施工に支障を来たす箇所は6mm厚鋼板を当板施工した後、下地をメタルラス入りモルタルセメント、仕上はラテックスデッキコンポジションとし、更に表面にドレッシングエマルジョン塗装仕上にて改修整備した。
    上甲板通路    90平方メートル  厚60mm
    最上甲板通路   80平方メートル  厚25mm

 [10] 舷梯の改修整備
  a.船尾ポスト付既設垂直梯子を撤去し、昇降に便利で一直線にポータル部に昇れる垂直梯子に新替えした。
  b.既設の舷梯は踊り場も含めて撤去し、木製ペイント仕上げの舷梯に新替えした。

 [11] 救命艇支持装置の改修整備
   端艇甲板左舷の作業艇兼用救命艇のキール部分支持装置を増設するとともに、ダビット部分での艇の揺止めを新設した。

 [12] 船体塗装整備
   外舷部外板(1100平方メートル)、上部外舷部外板(100平方メートル)、ブルーワーク外面(100平方メートル)及び、甲板疾曝露囲壁部(700平方メートル)について、ハンドツール及びメカニカルツール等による錆打(ケレン)後、塩化ゴム系塗料を使用して、錆止2回、仕上塗り2回の塗装整備を実施した。また、上部構造部(250平方メートル)、各デッキ部全面(850平方メートル)、各デッキ裏面(200平方メートル)及び艤装品(150平方メートル)について、高圧清水洗浄後ハンドツール、サンドペーパー等で浮錆除去処理を行い、塩化ゴム系塗料を使用して、仕上げ塗り1回の塗装整備を実施した。

 [13] 桟橋手摺の改修整備
   既設の手摺及び門扉を撤去した後、ステンレススチール製の手摺及び門扉に改修整備をした。
    手摺     140m
    門扉     2ヶ所
■事業の成果

「宗谷」安全対策整備は、上甲板、最上甲板居住区内の通路部分や木甲板部などの腐食、破損などにより、見学者の安全確保や船体保存の面から船舶検査で指摘を受けた個所などを全体的に整備したことにより、今後も安全で快適な見学場所を提供することができるようになった。





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更新日: 2019年4月20日

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