
III国際ソーシャルワーカーの人材育成、研修、実習、調査研究事業
1.国際ソーシャルワーカーの人材育成
[カンボジアにおける人材育成およびデイケアセンターの開始]
このプログラムは郵政省国際ボランティア貯金に係る寄付金の援助によって行った。
ポル・ポトにより指導者層の虐殺が壊滅的に行われたため、終戦したとはいえ未だあらゆる分野でリーダーが育っていないので、戦後の復興は進んでいない。特に一家の働き手を無くした妻や子どもたちは政府の保護も受けられず、貧困生活を強いられ、子どもの養育や教育が十分になされていない。そこでISSJは1996年12月に、郵政省国際ボランティア貯金に係る寄付金を受けて、カンボジアの首都プノンペン郊外の貧困地域であるバンチュンプン地域に子どものデイケアセンターを建設し、保母の育成を行いつつ、子どもたちに衛生教育や識字教育等をするプログラムが始めた。カンボジアは総人口の約半数を児童が占めていることから早急に整備が必要である。

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