この報告書は1996年4月1日から1997年3月31日までの1年間に行われた社会福祉法人日本国際社会事業団(英語名INTERNATIONAL SOCIAL SERVICE JAPAN.以下ISSJと称す)の事業報告です。
ISSJは第二次世界大戦後の戦災孤児や国際児(混血児)救済のために、1952年(昭和27年)に発足した日米孤児救済合同委員会を前身とし、1959年(昭和34年)に厚生省から第二種社会福祉事業を行う社会福祉法人の認可を受け、社会福祉法人日本国際社会事業団の名称で設立しました。同時に世界的な社会福祉機関であり、国連の諮問機関であるISS(International Social Service)の世界的なネットワークの一員として今日まで、二か国以上に関わる社会福祉、特に児童とその家族の持つ問題への相談援助を行ってきました。