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1-4 聴覚障害者に配慮する視覚表現の留意点 ○聴覚障害者には緊急時の視覚情報が特に必要だから、次の留意点などが指摘できる。 1.視覚による緊急情報の提供を行う 2.緊急情報への誘目の方法の検討(フラッシュ光など目を引く手法の検討) 1-5 車イス使用者に配慮する視覚表現の留意点 ○車イス使用者の視覚特性は健常者と比較して視点の位置が低く、視点の移動が自由ではないことである。このことから次の留意点などが指摘できる。 1.車イス利用者の視点の位置を考慮した位置と角度に視覚情報を設置する 2.動的な(移動しながらの)視線/視野からみて、歩行者によって視野が妨げられにくい高さを考慮して設置する ![100-1.gif](../images/100-1.gif
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3.静的な(止まっての)視線/視野からみて、見上げるような位置は見にくく、車イス使用者の視点を考慮した、高さ角度に 2. 聴覚表現
2-1 聞こえやすさの条件 ○音には音の高さ、音の強さ、音色の3つの属性がある。音の高さは周波数(Hz)で表し、人の可聴域はおよそ16〜16,000Hzといわれ、通常3000Hz近くの音がもっとも聞き取りやすい。音の強さは音圧(Paまたはμb)で表し、音色は音波の中に含まれる周波数によって決まる。音声の強さは、聴力正常者が聞こえる最低値を0dBとした音の感度で表す。 2-2 高齢者に配慮する聴覚表現の留意点 ○年齢とともに可聴範囲が狭くなり、特に高い周波数の音ほど聞こえなくなる。また年齢とともに聴力損失も大きくなり、小さな音は聞こえなくなる。
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