
2)人にやさしいバス停開発方針 ここでは、人にやさしいバス停開発方針を検討・設定する。 バス停は、前述したとおり、「バス停標識」と「バス停上屋類」を基本施設とし、これに照明やベンチ等の利便設備や総合案内板やバス接近案内表示等の情報表示設備が付加されることにより、その質的な向上が図られるものである。 こうした施設・設備を導入・整備する際には、健常者はもとより高齢者や障害者をはじめとした移動制約者の利便も十分に配慮することが希求され、これに対応していくことにより、“人にやさしいバス停”の具現化が図られる。 一方、現状におけるバス停の機能や設備等をみると、必ずしも“人にやさしい”とはいえない状況も窺うことができることから、バス利用にあたっての快適な空間としてのバス停の開発が急務な状況にあるといえる。 そこで、人にやさしいバス停開発にあたっての基本方針として、バスの“ゲートウエイ”に相応しいやさしさと利便性が融合したバス停空間の創造を据え、これを先導する“人にやさしい”バス停開発の整備レベルを設定する。
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