
(2)バス停上屋類に求められる“やさしさ” バス停上屋類に係る“やさしさ”は、表III-5に示したとおり、利用者がバスを待つ際に、 ●日差しに曝されない ●風雨に曝されない ●他の歩行者や自転車等と接触しにくい ●排気ガスに曝されない ●車道からの水や泥はねに曝されない というような“快適性(心地よさ)”があげられる。これに加えて、バス停標識のみでは十分に利用者に提供できない明瞭性(見やすさ、わかりやすさ)を提供できるという副次的な“やさしさ”があげられる。 “やさしさ(心地よさ)”と利用者との対応についてみると、「日差しに曝されない」や「風雨に曝されない」という事項については、全ての利用者に対して、とくに重要な事項として捉えることができる、さらに「他の歩行者や自転車と接触しにくい」については、行動面で制約を有する高齢者、肢体不自由者、視覚障害者および妊婦・乳幼児連れにとり、とくに重要な事項として捉えられる。また、「排気ガスに曝されない」については、とくに高齢者や妊婦・乳幼児連れに対してとくに重要な事項として捉えることができる。 
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