
2)バス停基本施設に求められる“やさしさ”とこれに係る条件 バス停基本施設に係る“やさしさ”について、施設やこれに係る表示ごとに整理すると、表III-5に示すとおりまとめられる。 
(1)バス停標識に求められる“やさしさ” バス停標識は、バスを利用しようとする人が最初に接するバス施設であると同時に、利用者がそこに表示される様々な情報等を得ることができるといういわばバス利用時のチャートともいえる施設である。 そのため、バス停標識には前掲のバス停標識の役割でも言及したとおり多くの情報等が表示されていることから、動もすれば表示面の制約等により表示自体が複雑かつ煩雑な状況に、或いは逆に表示の方法や内容によって不十分な情報等の表示に至るケースも予見される。 そこで、バス停標識に求められる“やさしさ”の要素として、情報・表示等の【見やすさ】や【わかりやすさ】:明瞭性を掲げることができる。 バス停標識に表示される主たる項目は、前掲の運輸規則に示されるとおり、バス停位置、停留所名、行き先・系統表示等があり、それぞれの表示に対して、「見やすさ」、「わかりやすさ」が希求されている。 そこで、「見やすさ」、「わかりやすさ」といった表示の明瞭性向上に資する方策として、次の諸点を導いた。
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