
III.人にやさしいバス停開発方針
1.開発方針の検討に際しての前提条件
1)対象とする“人” (1)バス利用頻度面から捉えた“人” 「バスの利用および頻度」という面から“人”を区分すると、 Type1-常にバスを利用する人:○バス以外の移動手段を有さない人 Type2-時折、バスを利用する人:○バス以外に移動手段を有する人 Type3-バスを利用しない人:○バス以外に利便性の高い移動手段を有する人 ○バスを利用したくても利用できない人 の3タイプが想定される。 しかし、こうした“人”の区分は、各々の居住地や移動先に係る「地理的(交通)条件」や移動の「目的」により、必ずしも一つのタイプに限定されるものではなく、その人に係る条件により複数のタイプに該当するケースも大いに想定されることから、ここではバス利用の喚起という観点より、上記の3タイプを統合し、 バスを利用できる環境にある人:従前からのバス利用者はもとより、今後、バスの利用に際して運行面等の諸条件が整備された際に、利用が期待される“人”をバス利用頻度面から捉えた対象“人”として検討を進める。 (2)移動制約面からの捉えた“人” 行動面から捉えた対象“人”については、「バスを利用できる環境にある人」であるが、“やさしい”を充足する上で、それぞれの“人”に応じて様々な配慮を行うことが要請される。 そこで、検討の対象とする“人”の大枠を例示すと図III-1のとおり提示できる。
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