出演者紹介 大野和士(指揮) 東京生まれ。東京芸術大学にて指揮を遠藤雅吉氏に師事。1986年よりバイエルン国立歌劇場にてウォルフガング・サヴァリッシュ、ジュゼッペ・パタネー両氏に師事。87年、第3回アルトゥーロ・トスカニー二国際指揮者コンクールで第1位受賞。88年、ザグレブ・フィルハーモニー管弦楽団の常任指揮者に就任、90年より同楽団音楽監督・首席指揮者に就任。96年9月よりバーデン州立歌劇場音楽総監督に就任予定。日本においては、90年〜92年東京都交響楽団指揮者を経て、92年東京フィルハーモニー交響楽団常任指揮者に就任し、現在に至る。東京フィルでは、日本でいまだ演奏される機会の少ない作曲家を一貫して採り上げている。とりわけ自らプロデュースするオペラ・コンチェルタンテ演奏会においては、「フィレンツェの悲劇」(ツェムリンスキー)、「炎の天使」(プロコフィエフ)、「ムツェンスク郡のマクベス夫人」(ショスタコーヴィチ)などの日本初演または原語での日本初演を通じて、日本の楽壇に大きな話題を提供し続けている。中でも「ヒンデミット三部作」の公演は95年文化庁芸術祭賞大賞を受賞した。また92年のザグレブ・フィル日本ツアー、94年の東京フィル・ヨーロッパツアーで成功を収めている。89年度村松賞、1992年度文化庁芸術選奨文部大臣新人賞受賞、1993年第1回渡邊曉雄音楽基金音楽賞をそれぞれ受賞。
ケマル・ゲキチ(ピアノ) 旧ユーゴスラヴィアの小都市スプリトに生まれる。3歳からピアノを始め、1968年から同市の音楽学校初等科、78〜82年にかけてユーゴ北東部のノーヴィ・サードの音楽大学に進み、モスクワ音楽院出身の優れた教師のもとで研鎖を重ねた。81年リスト国際ピアノコンクール第2位、85年ショパン国際ピアノ・コンクールでは優勝候補の一人と目されながらも最終審査に残ることができず、これを不服とする審査員が退場、聴衆から不満の声が上がるという騒ぎとなった。しかし、コンクールの彼のライブ・レコードはたちまち売切れ、旧西独ショパン協会より特別賞を贈るという前代未聞の事態となった。審査の結果とは反対に、多くの聴衆や評論家たちの熱い賛辞を受けた。89年の初来日では、既成の解釈やスタイルにとらわれない表出力の強い演奏で、日本の音楽ファンにその存在を強く印象づけた。現在は祖国新ユーゴスラヴィア(セルビア共和国)を拠点にヨーロッパなどで演奏活動を行うとともに、ノーヴィ・サード昔楽大学で後進の指導にあたっている。 [定期会員の皆様へ] 大野和士氏のサイン入リ色紙を抽選でプレゼント!! 本日の指揮者大野和士氏のサイン入り色紙を、定期会員の中から抽選で木・金各10名、合計20名の方にプレゼント致します。
<応募の要領>このぺ一ジの下にある応募券を官製葉書に添付し、?@住所、?A氏名、?B電話番号、?C木・金いずれの会員か、?Dチケットの種類(S,A,B,C、学生etc。〕を明記の上、下記までお送り下さい。 <応募先>〒l02東京都千代田区六番町1−1恩田ビル4階日本フィル・大野色紙プレゼント係<メ切>6月24日(月)必着※当選者は第482回定期プログラム誌上にて発表いたします。
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