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し、会場の雰囲気が盛り上がったところで、出演5団体の代表者に徳田会長より記念品が贈られました。
この後、県外からこの大会に参加して下さった方々に、千葉県の名産が当たる抽選会が行われました。会長賞には「かつおの角煮」、知事賞には「焼き海苔」、市長賞には「落花生」が、それぞれ10名の方々にプレゼントされました。
そして、幼年消防クラブ員の代表(千葉県小見川町清水保育園幼年消防クラブ員)が、「僕たち、わたしたちは、ぜったいに火遊びはしません」と力強く防火を誓ってくれました。
続いて参加者全員で「火の用心のうた」を大合唱し、最後に千葉県消防協会の増田会長の音頭で、幼年消防の今後の益々の活躍・発展を祈念して万歳三昭が行われ、「第17回幼年消防全国大会」の幕を閉じました。

 

消防庁長官祝辞要旨

佐野 徹治
本日、このように大勢の皆様のご出席のもとに、ここ千葉市におきまして「第17回幼年消防全国大会」が盛大に開催されますことを、心からお祝い申しあげます。
また、ただ今表彰を受けられました優良な消防クラブ及びその指導者の方々に、本日の受賞をお喜び申しあげますとともに、この大会の開催にあたり、格別のご尽力を賜りました日本防火協会の皆様方、地元千葉県及び千葉市その他の関係の方々に対しまして心から敬意を表します。
ところで、幼年消防クラブの皆さんは、毎年、どれくらいの火事が発生してるか知っていますか。昨年は、1日に約170件の火災が発生し、1年間に約2,400人もの方々が亡くなっています。そして、このほとんどが、たき人や、台所での火の使い方を間違えたこと、たばこの始末をきちんとしなかったこと、また、子供の火遊びから起きています。
ここにいる皆さんは決して火遊びはしないようにしましょう。また、友達にも火遊びはしないように教えてあげてください。
さて、昨年の阪神・淡路大震災の大きな被害は記憶に新しいところですが、このような大規模な災害に対処するためには、消防防災機関の充実強化はもとより、地域の方々の「自分たちのまちは自分たちで守る」という普段からの心掛けが何よりも大切であります。
このことからも、次代を担っていく子供達の、幼年期における防火防災に関する指導は誠に意義のあることであります。ここにお集まりの指導者や保護者の方々におかれましては、日頃から幼年消防クラブの育成指導にご尽力をいただいているところでありますが、どうか、今後とも一層のご理解・ご協力を賜りますようお願い申しあげます。
終わりに、本日参加されました皆様方のますますのご健勝と、日本防火協会をはじめ関係機関の今後ますますのご発展、さらに幼年消防クラブのお子様の健やかな成長を心から祈念いたしまして私の祝辞といたします。

 

 

 

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