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提案要旨
延長保育における食事の問題

 

金崎美恵子(堺市児童福祉部保育課栄養士)

 

平成6年8月31日、厚生省児童家庭局長通知、児発第820号により、時間延長型保育サービス事業の実施要綱が出され、その趣旨により、堺市では平成7年5月より公立6か所、民間6か所の12保育所でその事業を行っています。
夕食の実施にあたっては、家庭的な雰囲気を大切にした献立内容、食器は陶器(昼食はポリプロピレン食器)を導入し、保母も一緒に食事をしています。
実施から1年9か月を経ていますが、公立保育所実施までの経過や現在の利用状況などにもふれながら延長保育における「食事」について考えてみたいと思います。

 

?時間延長型保育サービス事業 概要

 

〈趣旨〉
保護者の就労形態の多様化、通勤時間の増加に伴う、保育時間の延長に対する需要に対応するため、保育時間の延長を行うことにより乳幼児の福祉の増進を図ることを目的とする。

 

【堺市実施概要】
1.実施主体   堺市
2.事業内容及び利用時間
  本事業は、保護者の残業等やむを得ない事情により、通常の延長保育時間を超えてなおかつ、保育に欠ける児童に対して、概ね午後8時まで延長を行う保育サービスをいう。
3.利用人員
  午後7時30分現在で概ね6名以上とする。

 

 

 

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