講演I
座長 菅原重道
(日本保育園保健協議会副会長)
演題 子どもの発達と遊び
−遊びを原点にしたムーブメント教育の位置づけ−
講師 小林芳文(横浜国立大学教授)
遊びの効用と発達について
遊びは、子どもにとっての環境認知から操作活動に始まり、そして環境に適応していく総合的な学習活動であり、それを乗り越えて行く基本的行動である。遊びは、子どもにとって、発達の先達者であり、生き物らしい意欲、自発的な意志を育んでくれる栄養素である。
1.障害をもつ子どもに教えられて
・脳性まひのゆきちゃんとの出会い
・たとえ脳に障害があろうとも
・保育のすばらしさで
・訓練という言葉を見直したい-遊びのすばらしさを
2.遊びは発達を作り、幸福を支える
・心身の諸機能の発達のために
・遊びのある豊かな環境が日常生活に潤いを与える
3.遊びは機能的な快をもたらす
・心理的・身体的な快い体験
・発達の良循環を生む
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