
6.今後の見通しと是非実現したいこと
今回の講習会は心身障害児教育財団の多角的な企画により人的にも物的にも非常に恵まれた条件を持ち、それを充分に活かした講習会であり今後はこれを続けたいが、色々な面で実現が難しいと思う。だが少なくとも人的資源だけはこれを確保したい。したがって、この3か年に亘ってやまぶき園まで足を運んでくれた多くの受講者のみなさまに今後も協力を得ながら、これまでのコンセプトを崩すことなく、本講習会を堅持したい。
3か年の本講習会が残した、障害幼児と家族支援のためのネットが細いながらも県内に張りめぐらされ、受講者が中心になって各地から声がかけられ、事後指導として本園職員が巡回相談やファクシミリ、ビデオによる相談にも応じている。
私はこの火を消すことなく、又施設運営だけに留ることなく、県内各地と連携をとり心身障害幼児と家族支援のための活動を続け、ノーマライゼーションの心掛けを一層強化したい。
4.スタッフとして参加した立場から −その1−
照井 智幸(青森県立青森第二養護学校)
学校、医療・保健、福祉・保育等々様々な機関から協カスタッフが集まった本講習会では、一つ一つの活動が充実したものとなった。
ここでは、協力スタッフからアンケートとして寄せられた反省や感想等のを参考にして内容を整理しながらまとめてみたい。
ア.幼児とのかかわり、行動観察及びケース会議について
様々な機関の方々の、様々な視点による子どもとのかかわりや観察があり、それらをケース会議においてつきあわせることによってスタッフが相互に刺激し合うことになった。この点で、結果的にケース会議はスタッフにとっての「学習会」となったようであった。
反省、感想としては以下のようなことが挙げられた。
・実際に子どもとかかわりをもつ場面では、幼児1人に3人のスタッフがついたが“大人がうるさい”場面も多く、かかわり担当と観察担当の分担が必要であった。
・1つのケースに関するスタッフ3人での検討はよくなされたが、グループ(幼児3人で1グループ)でのケース検討会がもっと充実したものになればよかった。
・ケース会議での検討の材料として、各スタッフのカード記入による記録の持ち寄りをしたかったが、不完全な形で終わってしまったのが残念であった。
以上のような反省点は、スタッフが今回のような「1人の子どもと短い時間でかかわりをもち、観
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