
用しやすいシステムづくりに、今まさに参画しているといった、はち切れんばかりの活力に圧倒されそうであった。
この会には、特殊教育諸学校や幼稚園の教員、保健婦、福祉施設の指導員・保母、保育園の保母、行政担当者、医師、そして障害幼児をもつ家族及び障害児(者)をもつ親の会のメンバーというように、多様な職種・立場の人達が関わり、息切れすることがなく年々広がりをみせ、かつ絆も強くなっているように感じた。会を通して行われた情報交換会やその後の支援活動でより深く互いを知り、互いに補完し合う活動を続けてきた結果のように思われ、実行ある支援システムの礎が確立しつつあるようである。今後もこのようなシステムづくりを支援する活動の継続が望まれる。
また、今回の支援活動を成果あるものとした要因としては、コーディネータの役割を果たした人の調整力と基幹施設の強力なバックアップによるところが大きい。このような人材の確保と育成及び基幹施設のこのような活動に対する公的援助が、今後の課題と考える。
3.宿泊講習会場施設および地域支援拠点施設として
松尾 正輔(やまぶき園)
本研究事業が障害を持つ幼児の家族の方々をはじめ、多くの関係者のご協力を得て大きな成果をあげ無事終了したことを、宿泊講習会及び拠点施設を担当したやまぶき園の職員一同喜んでいる。
初年度この話を聞き、わが国では今までみられない画期的なことであるとのことで微力ながら実施に全力を尽くそうと職員みんなで話し合い、希望を持って会場を引き受けた。それというのも、この事業の推進に取り組んでいる国立特殊教育総合研究所とやまぶき園とはこれまで強い絆で緒ばれ、同研究所から時々講師を迎えては保護者や職員の研修を重ね障害幼児の養育に大きな力になった。私達職員のこの意気込みが、この3年間にどのような働きをしたか、講習会実施の反省と今後の進む道を模索しながらその展望をのべる。
1.本当に血の通った生きた講習会であったか
障害を背負っている子どもの家族は勿論、関係者並びに地域の人々は本講習会に参加して「よかった」と思っているだろうか。更に本県に少しでも障害幼児と家族支援のネットが張られたであろうか。私にとって以上の2つが大きな反省のポイントである。今後はその反省に立って、右に左にハンドルを切り、初期の目的を見失うことなく進もうと思う。この3年間のプラスの面を求め、それを生かしていく努力こそ、参加した大勢の人達の役割ではなかろうか。3カ年の体験はほんのスタートに過ぎない。これから歩む道を大事にして、再び今後のやまぶき園の呼び掛けに積極的に応じて欲しい。
2.何が本講習会のプラス面であったのか
申すまでもなく、50余名の運営の為のスタッフの熱意が本講習会の原動力であり、更に福祉、教育、医療、関係行政に携わる人達の協力と支援がその底力となり、参加した人達の笑顔と、積極的な受講
前ページ 目次へ 次ページ
|

|