
(4)地域関係機関との連携に関する事例
事例1.村役場の乳幼児健凄推進事業への協力(村主催の事業への協力)
・M村の乳幼児健康推進事業の一環である母親教室「すこやか教室」・M村教育委員会「家庭教育学級」共催による事業に協力し、「お母さんの子どもへの関わり方」をテーマに講話を行った。講話終了後は、母親や保健婦を交えての懇談会を行い、日頃気になっている子どもの行動や癖についての質問や言葉の発達について話し合った。
事例2.町主催の保健事業への協力(町主催の事業への協力)
・K町では子どもとうまくコミュニケーションをもてない母親が目だつようになり、それにともなって子どもへの悪影響がみられたことなどから、情緒面・言語面に重点をおき、平成5年より「ニコニコ相談」という保健事業を行っていた。また、平成7年度に実施した『子育てに関する母親意識調査』の結果をみると、多くの母親が子育てしていてイライラすると感じ、しつけ面で悩んでいる母親が多く、また、日頃の活動状況から子どもと遊べないと訴える母親が多かった。そこで、町の保健事業に協力し(特に子どもの遊びに注目し、心やことばの発達を促す遊びの意義や重要性を母親に知ってもらい、楽しく子育てできるように支援することと、子ども、の健全な発達を支援するための「子どもの遊びの教室」の講師等の協力を行った。
事例3.保健所主催の保健事業への協力(保健所主催の事業への協力)
・A町にある保健所では、保健所管内に居住する乳幼児とその母親を対象に、育児不安等の軽減を図り、乳幼児の健やかな成長を支援するため、育児等に関する正しい知識を学ぶことを目的に、「のびのび親子セミナー」という事業を開催していた。そこで、きこえとことばについての講義と、遊びの実技指導を行い、子どもの心身の発達と育児について学習し、保健婦と共に考え、育児不安を少しでも軽減できることと、母親同士、子ども同士も交流をとおして、心身のリフレッシュを図ってもらうことに重点をおき、協力・支援を行った。
3.国立能登青年の家における実践
小田 侯朗(国立特殊教育総合研究所)
1.はじめに
青森県を会場として開始された「障害幼児と家族支援のための講習会」は、地域の実情に適応した支援体制を模索するものであった。石川県で行われた本講習会も、それぞれの地域の実情によって講習会のスタイル、支援体制のスタイルが異なることを考慮した上での試行的な実践であった。石川県での試行的実践が決定されたのは、会場としてお願いした「国立能登青年の家」のこれまでの取り組みが本講習会を開催する背景としてふさわしいものと考えられたことによる。
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