
イ.保育所(園)、親の会への支援の事例 事例1.保健婦との協力による保育園への援助(保健婦、保育園全体、複数の障害幼児) ・A町は西津軽郡の町村の中核となる町で、県内7か所にある保健所のうちの1つが置かれている。ここではその保健所が管轄する地区町村の保健婦の研修会や自主学習会が開催され、西津軽郡における各町村保健婦の窓口にもなっている。また研修会には保健婦のほか、保母、幼稚園教諭、養護学校や特殊学級担当教諭も参加している。そこで、保健婦業務研究会と保健・福祉サービス調整推進会議に参加した。会議終了後に保健婦、幼稚園教諭、保母との個別相談を行ったが、職場でかかえている障害児への支援を行ってほしい、巡回訪問をしてほしいとの依頼が数多くあった。その中で、F町の保健婦から、担当区域の保育園で数名の障害児を受け入れて保育しているが、教育・福祉機関からなかなか援助を受ける機会がなく困っているので、ぜひ巡回訪間をしてほしいとの依頼があった。そこで、保健婦同伴で保育園を訪問し、園内での子ども達の行動観察を実施した。観察後には、保健婦・保母に対し、子どもの問題行動のとらえ方、関わり方、今後の保育体制の中に具体的な、個々に応じた療育機能を付加していくように助言を行い、また、教育、医療、福祉の情報提供等現場のニーズに対応した支援・援助を行った。訪問後も、電話やファクシミリによる情報提供や助言等も実施している。 事例2.親の会への援助(H市ダウン症児をもつ親の会) ・宿泊講習会を受講したダウン症児の親から、自分達が所属している親の会のためにも巡回訪問を実施して、現在かかえている問題や今後の療育に関して相談にのってほしいとの依頼があり、巡回訪問を実施した。支援の内容としては、親に対しての勉強会の実施、個別相談により、親の現在かかえている問題や子どもへの関わり方に対する助言を行った。また、聴覚に障害のある子どもに対しては、医療機関の情報を提供したり、拠点施設での聴力測定等も実施した。 母親から保育園での他児との関わりの様子や家庭での行動観察等ビデオで録画し、拠点施設に送ってきている。 ウ.その他の事例 事例1.保健婦の担当区域内にいる気になる子どもの家庭訪問に帯同し協力した事例 (保健婦業務への協力) ・保健婦は受講親子以外にも援助を必要とする乳幼児・保護者に関わっており、子どもの発達に関しての情報や今後の保護者に対する援助の仕方等、保健婦だけでは処理しきれない問題をかかえているのが現状である。そこで、保健婦と巡回訪問スタッフが家庭訪問を実施し、子どもの発達面についての情報収集と行動観察により、子どもの接し方、関わり方、間題行動に対しての対処の仕方を保護者に対して助言した。また、今後も保健婦を通して継続的に支援を行うことにした。
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