
第一部 地域支援の構想と研究計画
1.研究目的
(1)国内外の趨勢と理念
菅原廣一(国立特殊教育総合研究所)
1)アジア太平洋障害者の十年と関連して
国際連合の決議によって、「国連・障害者の十年」(1983〜1992)に引き続く「アジア太平洋障害者の十年」が始まって4年が経過し今年はその中間年にあたります。
「アジア太平洋障害者の十年」の趣旨は、アジア太平洋地域での障害のある人々の「完全参加と平等」を目指した国際的行動を行おうとするところにあり、具体的にはアジア地域43加盟国の行動計画として以下の12項目が掲げられています。
?@国内調整
?A法律
?B情報
?C国民の認識
?D環境改善とアクセシビリティ
?E教育
?F訓練と雇用
?G障害原因の予防
?Hリハビリテーションサービス
?I福祉機器
?J自助団体
?K地域協力
このように、障害のある人々の「完全参加と平等」の実現に向けた努力は、国連をはじめとしたアジア各国という国際的な規模で推進されている現状を強く認識しておく必要があるものと思われます。
2)我が国の趨勢
一方同時にわが国においては、平成7年12月に障害者対策推進本部から「障害者プラン、〜ノーマライゼーション7か年戦略〜」が示されました。ここでは、
?@地域で共に生活するために(13項目に亘る具体目標)
?A社会自立を促進するために(6項目に亘る具体目標)
?Bバリアフリーを促進するために(5項目に亘る具体目標)
?C生活の質(QOL)向上を目指して(8項目の具体目標)
?D安全な暮らしを確保するために(6項目の具体目標)
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