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序文

 

 

本報告書は、心身障害児教育財団の事業として三か年間に亘って実施された実践的研究の成果をまとめたものである。
表題のようなテーマでの研究が実現できた背景として、
◎障害のある人々の生命と日々の生活と人生の向上と充実を如何にして図っていくか
◎その場合の、周囲の人々が果たすべき役割の具体は何か
◎障害のある人々を含めた周囲の一人一人の役割を、如何ように結集したらよいかといったような高邁で深遠な理念を実践活動の次元で追求することを火急とする認識があったことと、
◎幸いにしてモデル地域として協力を願った青森県の医療、保健、福祉、教育、さらには障害児を持つ両親・家族ならびに親の会の方々など、実に多くの関係者の絶大な支援を得ることができたことが挙げられる。
今回取り組んだテーマは、もとより今後の究明に待たれる課題を数多く包含している。したがって、本研究の成果は今後の課題究明のための一つの手がかりの域をでないものであるかもしれない。しかしながら、本研究に参加した親子や協力者の誰しもが、例えば宿泊講習の第1日目と第3日目では、その表情や言動に格段の好ましい変化がみられ、全者の一体感が実感として共有できたことは重要であると自画自賛したい。
問題は深く広い。今回はその一端が明らかになったところであるが、これを契機に広く関係者各位の資料として役立てば幸いである。
最後に、この研究に終始絶大なご協力をいただいた青森県並びに石川県の方々ならびに関係各位に深甚の感謝の意を申しあげる次第である。

 

 

平成9年3月

 

国立特殊教育総合研究所
聴覚言語障害教育研究部長
菅原 廣一

 

 

 

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