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文化庁長 官吉田茂

社団法人教育演劇研究協会の設立四十周年および劇団たんぽぽ創立五十周年を心からお喜び申し上げます。
劇団たんぽぽは、故小百合葉子さんのご尽力により、昭和二十年にその前身である信濃芸術座として創立されました。以来、半世紀にわたって、「地方の子どもたちに夢を」という姿勢を貫き、北海道から沖縄まで、全国くまなく、児童演劇の公演活動をつづけてこられました。
また、昭和三十年二月には、学校と社会教育における演劇の研究・実技の指導などを目的として社団法人教育演劇研究協会が発足し、さらには公演活動だけにとどまらず「教師のための朗読・音読勉強会」など地域の文化創造を支援するための社会的に意義のある活動も積極的に展開されております。
このたびの記念事業「龍の子太郎」全国縦断公演は、これまでの協会、劇団の長年の集大成として、記念公演にふさわしいすばらしいものになりますことを確信いたしております。
協会設立四十周年・劇団創立五十周年のこの大きな節目が、さらなるご発展の契機となりますことを祈念申し上げますとともに、我が園芸術文化振興のために、今後さらに御尽力くださるようお願いして、お祝いのごあいさつといたします。

 

 

 

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