ひょうご森の倶楽部
地球環境の危機が強く叫ばれている今日、「人は森に守られ、育てられ、共に生きてきた」ことを私たち一人ひとりが再確認し、森林の整備や保全を一部の関係者のみにゆだねるのではなく、県民共通の財産として、豊かに育む必要がある。特にこの度の阪神・淡路大震災では、自然への畏敬の念をさらに深くし、自然と共生する生活を営むことの大切さと都市と農山村の連携の必要性を改めて学んだところである。 兵庫県では、「しそう森林王国」や「丹波の森構想」など、森林の保全と新たな活用に向けた地域の自主的な取り組みを支援してきたところであり、さらには、“物の豊かさによって荒廃しつつある私たちの心に緑”を育むことを願って開催された第45回全国植樹祭の成果のうえに県民と行政が一体となって、人と森との共生をめざす「ひょうご豊かな森づくり構想」を展開している。 その具体策として、県民総参加の森づくり運動を展開するため、人材の構成、森づくり活動への参加機会の提供、家族・青少年・都市住民など世代・地域を越えた多様な対象への普及を体系的に推進し、種々の誘導施策を計画的に進めており、この一環として「ひょうご森の倶楽部」の活動に支援している。
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