甘いマスクを持ち、ロシアのダンサーも感心する力強いテクニッシャン。ロシア、サンクト・ペテルブルグのワガノワ記念、ロシア・バレエアカデミーに2年間留学、ルジマートフを育てた名教師、ゲンナジー・セリュツッキーに師事。1995年1月学校公演の「くるみ割り人形」の主役をマリンスキー劇場で踊る。'95年6月に最優秀の成績で卒業。卒業公演ではその日のラストを飾り「ドン・キホーテ」のパ・ド・ドゥで妙技を披露し絶賛される。同時期にサンクト・ペテルブルグで行なわれた第3回国際ワガノワ賞コンクールにて3位を受賞。留学以前にもワガノワ記念、ロシア・バレエアカデミーを度々訪れ、セリュッキー、ウムリーヒン、オノーシコ、アファナスコフ等、高名な教師に師事する。 '91年、神戸全国洋舞コンクール、男性ジュニアの部でバヤデルカのサロルのバリエーションを踊り、2位を受賞する。 '92年、東京新聞主催、全国舞踊コンクール、バレエ、ジュニアの部で「ドン・キホーテ」よりバジルのバリエーションを踊り、第1位、文部大臣奨励賞を受賞する。 '95年10月、法村友井バレエ団公演「眠れる森の美女」のデジーレ王子で主役としてデビューする。その後、「白鳥の湖」のパ・ド・トロワとピエロ、「シンデレラ」の王子を踊り、いずれも大好評を得る。
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