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最も多く、次いで利用のしやすさ、提供価格の順であった。
 また、海洋活動の分野による特徴と思われるものとしては、気候研究・海洋研究の分野においては、使用データの種類が多岐にわたることが挙げられる。海洋開発においては、今後、海洋生物の情報についても入手したいという要望が挙げられる。安全運航・経済運航の分野については港湾情報の自社における集積、速報等のリアルタイムデータの使用が挙げられる。海洋生物資源の分野においては、迅速なデータ提供手段としてFAXサービスが求められていることが挙げられる。環境保全の分野においては、海洋生物のデータを求めているが提供機関に関する情報が乏しいという意見が挙げられる。また、海洋利用の分野においては、海上気象、潮流のリアルタイムデータの提供を求められていることが挙げられる。
 外国動向調査の結果としては、概ね各国とも海洋データに対して高品質、広汎な利用等の需要が増加しており、各国NODCとしても、このことに対応する必要性を認識している。ただし、現時点では、NODCが直接対応しているが、十分ではないとの回答が得られた。

 

第6章 「海洋データ」国際シンポジウム

 

1.シンポジウム概要

 以下に示す日程及びプログラムによって「海洋データ」国際シンポジウムを実施した。

 

・日程

日  時   平成8年11月6日(水)〜7日(木)

会  場   海上保安庁水路部7階会議室

主  催   財団法人 日本水路協会

後  援   運輸省、海上保安庁、日本海洋学会、海洋調査技術学会

特別協賛   日本財団

 

 

 

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