1. TRACKOB報とは
1987年11月から「全世界海洋情報サービスシステム(lGOSS)」計画の一環として、船舶が航行中に観測した海面水温や海流のデータを報ずる航路海面観測報式「TRACKOB報」による通報が国際的に開始されました。このTRACKOB報の実現した背景には、衛星航法システムが船舶に広く普及し、特殊な観測装置を用いずに、あらかじめ設定した運航コースと実測された船舶の位置のずれから海流(偏流)を推測することが可能になったことがあげられます。
この通報はBATHY報の通報と同様に気象通報として、WMOが整備している全球気象通信システム(GTS)によリ迅速に収集・交換されます。気象庁では、これらのデークを収集し水温や海流の実況図や予想図を作成し、気象庁第1気象無線模写通報(JMH)によリ広く提供しています。
2. 航路海面観測通報式(TRACKOB報)の解説