・散乱 SARでは地表面に対し斜めに放射した電波が地表面で散乱されレーダ自身の方向に戻ってくる電波を受信する。この電波を「後方散乱波」とよぶ。地表面が粗い場合は四方に散乱され後方への散乱成分が発生する。地表面が滑らかな場合は鏡面反射して戻ってこない。このように、地表面での散乱を「表面散乱(図1.7参照)」と呼ぶ。地表面が森林の場合は、樹冠の表面での散乱を表面散乱と呼ぶが、樹冠を透過して枝葉で散乱する電波もあり、このような物体内部での散乱を「体積散乱(図1.8参照)」と呼ぶ。
・散乱
SARでは地表面に対し斜めに放射した電波が地表面で散乱されレーダ自身の方向に戻ってくる電波を受信する。この電波を「後方散乱波」とよぶ。地表面が粗い場合は四方に散乱され後方への散乱成分が発生する。地表面が滑らかな場合は鏡面反射して戻ってこない。このように、地表面での散乱を「表面散乱(図1.7参照)」と呼ぶ。地表面が森林の場合は、樹冠の表面での散乱を表面散乱と呼ぶが、樹冠を透過して枝葉で散乱する電波もあり、このような物体内部での散乱を「体積散乱(図1.8参照)」と呼ぶ。
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