二 見 港
(検疫港、出入国港、地方港湾)(海図52、1082)
かなりよく風波を防ぐ港で、小笠原群島最良の錨地である。二見桟橋と南西方の防波堤との間は小船たまりで、物揚場がある。その北東浜に斜路がある。二見桟橋に着岸中は便所の使用が禁止され、汚水の排出及び補機の使用は日出〜日没まで禁止されている。港奥に二見漁港(第4種)がある。
目 標
港の南東部にある要岩(島頂に数本の松の木があり、港口に面して白塗標がある。その東方にある灯台・指向幻とともに入港時の好目標)。
大根埼の北方至近の丘上にあるT字形アンテナは顕著。
錨 地
錨地二見港は各方同の風に対し安全な錨地であるが、南西〜西風が風力6以上のときにはうねりが港内に進入する。西寄りのうねりが高いときは、港内錨泊・岸壁係留ともに不適当である。
港内中央部付近に廃棄海底線があるため、錨地は北部と東部とに限定される。北部では防波堤灯台の前面に錨地がある。港の南東隅にある扇浦沖は錨かきが良いが、時に揚錨困難なことがあるという。
補 給
給水・給油ができる。
その他
小笠原海上保安署 小笠原村父島字清瀬 TEL04998-2-2870
小笠原総合事務所(出入国管理・検疫業務)小笠原村父島字西町 TEL04998-2-2001
診療所がある。
東京及び沖港(田島)に至る定期旅客船便がある。