新 島
(海図51、水路参考図H-180,H-111)
南北に細長い島で、北部に宮塚山、南部に向山と総称する高い台地があり、その間は平低地なので東西から遠望すると二つの島のように見える。
島の東側に羽状涌及び西側に新島港があり、付近は砂浜である。その他の島岸はほとんど険しい崖で、特に南部は白色の屋が顕著である。
新島の南側にある砂堆外縁の東部付近では、上げ潮流は南西方へ2.7〜3.5km、下げ潮流は北東万へ約1.8kmである。また、この砂堆の西部では、上げ潮流は北方へ、下げ潮流は南南東方へ流れ流速3km以上である。
目 標
新島北端の根浮岬(岩屋の岬で、岬頃の高さ176m)。
根浮岬南南東方約2.8kmの旗城崎(海食洞穴のある岩屋の崎で松の木が茂る。その北方、淡井浦北側に御根(東西に並ぶ二つの岩でともに高さ42m)がある)。
旗城崎南西方約2.9kmの宮塚山(平たんな山頂にパラボラアンテナ、2鉄塔がある)。
新島南端の神渡鼻(高さ約90mの台地、鼻上に灯台がある。北方に続く崖は顕著)。
神渡鼻北方約2.2kmの大峰(向山中の最高峰、その東のふもとは白砂の壁で羽状浦の砂浜に続き、遠望顕著)。
神渡鼻北西方約2kmの丹後山(向山中の小鋭鋒、新島南部の著峰)。
新島南西角の鼻戸埼(白色の崖の埼、雑木が茂る)。
新痩鼻南東方約700mの早島(平頂で雑木が一面に茂り、周囲が岩壁で、遠望は方形をしている)。
険 礁
早島〜丸島根の約1.5M(約2.8km)間は三角形の砂堆が南方へ突出し、この中には底質岩の所があり、また、海岸近くには岩礁がある。この砂堆上は常に波が高く、潮流は浅瀬の外縁に沿って流れる。