日本財団 図書館


大 島

(海図1066、水路参考図H-178)

伊豆諸島の最北にある最大の活火山島で、通称伊豆大島という。島のほぼ中心にある三原山は二重式火山で、常時水蒸気を噴出している。
大島では、冬季には北東風、夏季には南南西風が卓越し、風速も一年を通じて強く、特に冬季には月16〜19日の強風日数を記録している。降水量は梅雨期と台風期に多く、10月には月359mmの降水量を記録し、また、冬季にもやや多い。
大島の東側では、上げ潮流は北方へ約0.5km、下げ潮流は南万へ約1.5kmの流速で流れる。また、大島の南側では、上げ潮流は西又は南西方へ、下げ潮流は東又は北東方へ流れ、北東流は海流と合体して、その流速は3km程度になることが多い。

目 標 

大島の中央部の三原山(山上部には草木はないが、中腹から下かこは雑木が茂る。常時多少の噴煙が認められる)。

大島北西端の乳ケ埼(険しい崖の埼で、雑草が茂る。北東方及び南西万から遠望すると離島のように見える)。

乳ケ埼東方約1.1kmの風早埼(黒色の高くて険しい崖の埼で、埼頂は高さ約100m、乳ケ埼よりもやや鋭頃で雑木が茂り、伊豆大島灯台及びレーマークビーコンがある)。

大島南西端の千波埼(この付近では最も顕著な目標で、埼上に松の木の茂る小丘があり、埼端に岩石が突出している)。

三原山南東方約1.3kmの白石山(三原山の外輪山中の最高峰)。

白石山南東方約1kmの二子山(東西に並ぶ双頂の山、山頂に無線塔がある)。

二子山南方約2.2kmの岳ノ平(東側斜面は削られており、東方及び南東方から見ると円錐形で顕著)。

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION