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海底火山の付近を航行するときの注意

 南万諸島は富士火山系の諸島であるため、しばしば活発な火山活動が見られ、浅所なども発見されているので、この付近温域を航行する船舶は、爆発のおそれのある海底火山の付近を航行する場創こは、下記事項に注意して、火山の位置から少なくとも10M(約18.5km)以上離して航行し、また、爆発の兆候を認めたならば、速やかに退避することが心要です。

 

1 温底火山の爆発により出現した新島は、爆発ごとに形を変え、水面下に没することがあります。

2 爆発に伴い、爆発雲・異状波痕(火山が水面下にあるときの波)・変色水・軽石その他魚類死体の浮流・噴出ガスの臭気などがあり、また、水温が変化します。

3 変色水帯・浮流物などは海流・潮流に従って流れるので、流れてくる方へ進まないでください。

4 爆発の寸前には多くの場合、火口上の海面が膨れ上がってWater-domeとなり、その中央から白煙が上昇します。しかし、突然に爆発し、爆発後はなにごともなかったように静かな場合もあります。

5 噴火口は必ずしも1ヶ所に限らず、また、爆発周期も変化があることを念頭においでください。

6 磁気コンパスに誤差が生じます。

 

 

 

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