
嬉しかった校長先生らのご指導
堀口都士江
千葉県
私には二人の息子がいます。現在、長男は二十七歳、二男は二十五歳です。二男は健聴者です。
長男は、生後九ヵ月のとき高熱が続き、病院で毎日、注射をしたが、病名ははっきりしませんでした。六ヵ月目に他の病院に移り、ハシカと診断されました。六週問後耳だれが出てきました。それは月日をかけて治しましたが、それまで片言で、「ママ、ウマウマ、ブウブウ」などと言っておりましたが、息子の様子がだんだんと変わっていくのを、親として見つけることができませんでした。私自身が障害を持った子供さんと接することもなく、無知そのものでした。
知り合いの人が息子の様子を見て、すぐ耳鼻科の病院へ行くようにすすめてくれました。半信半疑で地元の医院を何軒も回りましたが、二十五年も前のこと、完全に検査ができる機械な
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