
った。報われた思いがした」と述懐しております。厳しかった学生生活のお陰で、難なく社会への第一歩を踏み出すことができました。
さて近況ですが、ご理解ある社長さんや、同僚のもと、毎日元気に愛車に乗って通勤し、早くも四年になります。先日も社長さんのご好意で入会したデザイン協会の作品展で、受付をしている娘を見かけ、今日までのいろいろなことが、走馬灯のように思い起こされ、よくぞここまでと感慨もひとしおでした。
最近、生け花の初伝をもらい意気揚々としております。なお、娘のために東奔西走してくれた母は八十四歳。いまも元気で野菜作りに精を出し、早く孫娘によい伴侶が見つかることを楽しみに暮らしております。
事後報告の息子を信じて
木村敦子
倉敷市
息子は地元のろう学校の専攻科を卒業したが、本人も親も、「もう少し学ぶチャンスがある
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